組織概要
名称 | 一般社団法人臨床スポーツ薬理学推進機構 Institute for Clinical Sport Pharmacology (略称 ICSP) |
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設立 | 令和4年6月1日 |
所在地 | 東京都新宿区霞ヶ丘町4番2号 JAPAN SPORT OLYMPIC SQUARE |
事業内容 |
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会長紹介
会長
すずき鈴木
ひでのり秀典
日本医科大学 名誉教授
学校法人日本医科大学 常務理事
日本アンチ・ドーピング機構 特任理事
日本医科大学名誉教授(薬理学)。主な研究領域は精神神経薬理学。
2003年より国内外のアンチ・ドーピング活動に参加し、スポーツにおける禁止物質を中心に、スポーツと薬について研究および啓発活動を行っている。
略 歴
- 1980年
- 東京医科歯科大学医学部卒業
- 1986年
- 東京医科歯科大学大学院医学研究科修了
- 2001年~2021年
- 日本医科大学薬理学教授
- 2011年~2022年
- (公財)日本アンチ・ドーピング機構会長
- 2019年~
- 学校法人日本医科大学常任理事
私たちはCOVID-19ウイルス感染症のパンデミックを経験し、様々な行動制限を受けたことで、あらためてスポーツによる身体活動の価値を認識したのではないでしょうか。事実、ボランティア活動などでスポーツに関わったり、自らスポーツをする人口は増加しています。病気の治療においても、糖尿病やメタボリックシンドロームなどの生活習慣病だけでなく、心疾患、呼吸器疾患あるいは慢性腎臓病などでも運動療法の有用性に関するエビデンスが蓄積しています。
一方、薬物治療を受けながらスポーツをする場合、身体運動によって各組織の代謝や神経活動が変動し、治療薬の薬物動態や薬理作用が影響を受ける可能性もあります。医療の進歩が著しい現代社会において、様々な疾患を治療しながらスポーツを楽しむ人々が増えていることを考えると、スポーツと薬物療法の関連についての正確な情報を得ることが益々重要となっています。
臨床スポーツ薬理学は、これまで薬理学が蓄積してきた薬に関する知見と、スポーツ医・科学がもつ臨床医学や運動生理学の知識を繋ぎ、医療や健康に貢献することをめざした学際的な研究分野です。
本機構では、臨床スポーツ薬理学の情報を収集するとともに研究を推進し、それらの成果を社会に向けて発信していきたいと考えています。